【今週のうどん３６】讃岐うどん大使東京麺通団（東京・西新宿）かまたま・大＋ちくわ天・なす天＋角ハイボール

　これは、面白い店と遭遇してしまった！最近、讃岐うどんにハマっているため、何気なしに通勤経路で、それらしき店を検索していたらたまたま見つけてしまって、面白そうだからその日のうちに突撃してみたりする。なかなか「セルフ方式」が気軽で良い！昨今の丸亀製麺等に代表される、ロードサイドのチェーン展開にて、セルフうどんはすっかり定着していますが、なんとなく・・・・お酒もセルフで気兼ねなく、広いスペースで気軽に酔いながら食えるというのが、実に私の琴線に触れます。西新宿というロケーションにもマッチしていると思えるし、ちょっと外れにありつつも、寂しい立地でもない。ここは通ってしまいそうであります。

　さて・・・今日は何を食うかと思案しましたが、たまには温かいのを頂くことに致しましょう！とは言ってもなにわうどんならともかくも、店名に「讃岐」とどうどうと謳っているから、やはりここは・・・「かまたま」でしょう！　麺場のお兄ちゃん（後から知ったが店長さん！）にオーダーすると、時間かかるから座って待ってくださいとのこと。はいはい、承知していますよと・・・・セルフで「角ハイボール」ジョッキを購入し、釜の前に座ってチビチビとやりながら出来上がりを待って過ごします。この瞬間が楽しい！！

【麺：角ばったクッシリ密度感じながらも・・・温麺のし絢香さにウットリ】

　出来上がって、トッピングコーナーを通って、清算をすませ・・・お好きな場所に鎮座して、いざご対麺。いやはや・・・・キッチリと角が立った切り口が鮮やかであり、心なしかいつもより穏やかな姿に見えます。まさしく釜から上げたばかりの熱々麺。いつも食っている冷やよりは、緩やかな歯応えが印象的です。しかし、そこは「讃岐」のうどんでして、密度感ある歯応えと申しましょうか・・・・クッシリ、とした歯応えのなかに、淡くやさしい「ヌチリ」とした反発がある。モチモチっていう範疇でもかまわないのだけど、どことなく、暖かになっても「シッカリ」した弾力が印象的であったという感じです。

【かまたま：ランダムな卵黄・白身の混じりっけがまさにプルプル！】

　かまたまは、１分程度の放置プレイが理想的ですかね？　半崩しになっている生玉子が、ぐるっと一周、うどんに絡まって。あとはうどんの熱で自然に半熟に固めるという・・・その１分間を待つか待たないでは、随分と仕上がり具合と旨さが違います。まあ、トッピングを選んだり、また清算しているうちに、あっという間に１分間など経過してしまうのだが、この食う前のアイドリングタイムが、自宅で作って食うときは待てないのだよな・・・。　食う時には、理想的な固まり度合い！と言いたいところだが、少し峠を超えた感はあるかな。でも気にするほどでもない。黄身が所々多めに熱の影響を受けていて、ややハードな茹で上げ部分がある。その一方で、白身はぷるぷるで、部分的にはまだ生なところがある。そこを備え付けのテーブルセットの醤油で軽く一周させたあと、もう一度軽く・・・ほんの軽く混ぜ返す。そうしたら、ぷるぷる度満点の「かまたま」が出来上がりであります。

【具：なす天は必須！ちく天はサクサクで食べ応えもあり】

　私は、なす天が売り切れない限りは、必ずトッピングする・・・・かもしれない。それほど茄子好きでありますので、たまたま残り一つの茄子天をチョイス。この淡白な茄子の身の肉質の「ぐちゅ」っとしたところと、衣のサクサク感のコントラストが堪らん！そこに醤油を少し垂らすとそれはもう、エキサイティングです！　そして定番の「ちくわ天」。玉子天という手もあったが、かまたまとダブるので、今回は「ちくわ」。ちくわ天はもちろん香ばしくてサクサクしていて旨いのだが、こいつをよくピックアップしてしまうのは、その大きさにあるのかもしれない。一番デカい具で、一番低い価格帯のトッピングだし、それに価格以上に旨いし食べ応えあるもんね。こいつもいつも頼んでしまう・・・かもしれない。今回も文句のつけようがなく、サクサクと食えたのでとてもありがたい！　１００円のトッピングがメインだが、こちらはどうも月曜日は半額の５０円に値引きだそうだ！これは見逃せないかもしれない。次回は、「しょうゆうどん（冷）」で、ダイナミックな具をチョイスしてみたい。　そうそう！　大阪の「ぶっかけ」のクセで、ついつい「麺の上」にトッピングをのせてしまうけど、他客は、ちゃんと具は別皿においておられる・・・・。そうか、それが本来のスタイルだったのか。次回は気をつけよう。