うどん啜ってきばります

なんだかんだで・・・うどんを食べてしまうのだ

【今週のうどん92】 生蕎麦 いろり庵 きらく 田町店 (東京・田町) かき揚げうどん

 空前の10連休前に、日本全体がざわついているような気がしますが、それだけに休み前の業務の前倒しが例年になく多い気がします。まったく・・・・昼飯にラーメン食える暇がない。しかし移動中、駅ナカの立ち食いならということで、JR田町駅改札内にあるこちらへ。 こちらでは中華そばも特別に提供中なのですが、それも空しく思え、大人しく定番のかき揚げうどんとさせてもらいました。
 

f:id:TOMASSOON:20190426122200j:plain


 
 こちらは、けっこう「うどん」も良く出ているようです。けんちんうどんと言うのが横目で旨そうだったので、それにしておけば良かった・・・・。そんな後悔気分ですぐに配膳を受け取ることになります。
 

f:id:TOMASSOON:20190426114716j:plain

 
 
 やっぱり想像通りな麺顔。自家製麺じゃなくて自工場製造の一貫生産直販体制。スープも麺もぐもセントラルキッチン製ですが、馬鹿にしてはいけません。保冷技術も進化したのか、確かに旨いと思えるのです。
 

f:id:TOMASSOON:20190426114719j:plain


 
 例えば出汁。私のような関西オリジンな人間にとっては醤油色と揶揄してしまうが、凛とした醤油味のきっぱり感がちゃんとあるし、カエシは塩気の輪郭だけでなく、後味の仄かな酸味まで表現。そして節系の他に煮干を入れているのか、仄かな甘みも感じさせます。アニマルオフ的な優しさエキスが、オッさんのストレスで傷んだ胃袋に優しく沁みる。
 

f:id:TOMASSOON:20190426120634j:plain

f:id:TOMASSOON:20190426120644j:plain

 


 

 またうどんは、生めんとは詠ってますが、モチモチしたり縦のびしたりすることはなく、ソフティ―に沈む。そして密度感低くスパスパと切れこむのが、むしろ心地よしと言ったところです。出汁を吸い込むというより出汁に濡れるといった所作が印象的。たまたま立った場所が照明の下だから、妙にピカピカして見えます。
 

f:id:TOMASSOON:20190426120624j:plain

 
 
 かき揚げは一定のサクサク感。仕上げたのを電熱保温機である程度保存されてた感はあって、衣には若干の油の浸透が伺えるイメージ。しかしこれが、玉ねぎの甘味にはマッチしており、あえてそのまま食うより、一度全体を汁に沈めて放置の姿勢をしばらく解きません。引き上げるとすっかり汁を吸い込んで、汁が油めいてくるが、そこがまた妙な甘みを増して旨いです。
 
 
 とまあ、10分という短い時間でも十分楽しめる。山手線一本遅らせるだけで充実の腹持ち感覚。ラーメン食えんときは、このパターンが今後増えそうです。そんなわけで一仕事早く終えて・・・連休はホゲーっと過ごすのみです。今日もごちそうさまでした!
 
 

関連ランキング:そば(蕎麦) | 田町駅三田駅芝公園駅

第2話 そばうどん漫画

第2話 そばうどん漫画

 
第1話: come together そばうどん漫画

第1話: come together そばうどん漫画

 
そばうどん漫画

そばうどん漫画