うどん啜ってきばります

なんだかんだで・・・うどんを食べてしまうのだ

【今週のうどん37】 釜たけうどん 八重洲北口店 (東京・八重洲) ざるうどん+ハイボール

 今日も来てしまった「釜たけうどん」。言わずしれた難波千日前の名店の支店。讃岐を手本としながらも、やっぱりそこは大阪庶民の感覚にフィットする感覚が好きなのだわ・・・。今回は「ざるうどん」。そして、自分へのご褒美として「ハイボール」も忘れない。

 

 

 

【麺:一番素直にシルキーで食える・・・それはざるうどん】

 うどんを一番そのまま楽しめる方法としては、やはり「ざる」に限るのではと思えてこいつを注文。関西うどんなら・・・・そのしっとりなモチモチな柔らかさを楽しみたい。シルキーで食いたいのだな〜。こういう「しっとり」な麺なら、生醤油ではなく、つけ汁に浸して啜り上げたい。こどものころから慣れ親しんだというか、DNAからキタというか、理屈無く、こういう食べ方が好きなのです。やはり来てみて、食ってみて良かった良かった・・・・、一日の締めとしては、我ながら最高の選択です。  麺切り包丁の切れ目(断面)がしっかりと残っているのに、どこか膨れっ面。そしてたおやかにして、ローリングした整然さ。こいつを眺めながら、しばらくハイボールをやる・・・・・麺フェチというか、単なるアホですな。  とにかくきめ細かい地肌は、誠にスルスルと滑り込むようで、貼り付くような感覚もあり、非常にナイス。咀嚼においても、柔麺のようでモチモチ度合いがしっかりとしており、千切る段階では伸びを感じる・・・・。風合いもいい。八重洲界隈では、最高の関西風うどんでありましょう。

 

 

 

【つゆ:ちょいとカエシ強めで軽やかさある丸い味わい】

 つゆは、ちょっぴり濃ゆいようで、透明感をしっかりキープしています。カツオ出汁のええとこ取りな風合いもありつつも、醤油カエシのエッジングも濃いめで、グビグビと一気のみが「自然にできる」か出来ないかの境い目な感覚。それがベースに感じた第一印象。  そこにおろし生姜と、おろし大根と投入し、定番のネギ薬味を投入。テッパンの構成ですが、「Wおろし」がすこし濃いめの醤油味を淡麗にまとめあげます。それがうどんの地肌に成分も貼り付き、とても良い食感と旨味との相性と言えましょう。

 

 

 

【その他:スダチは、うどんにかけたい派】

 さて、薬味のすだちですが、ぶっかけの感覚で私は「うどんに直接」絞りかける派なのですが、絶対こっちの方が旨いと思えますよね。食べ方に制約はなく自由だと思いますが、好みの問題です。そういえば、蕎麦のわさびはどうなのだったっけ。以前、どこかの店で他客が、「蕎麦に直接」つけて、それから出汁につけて食べておられたけど、それもまた旨かったっけ・・・・。調子にのって付け過ぎて蒸せたりしたが(笑)。

 

 

 

ともあれ、ターミナル駅で改札すぐそばにあり、比較的遅くまで営業しているこの店は、めんライフにとっては格好でありますので、今後も通うのでありましょう。小遣いが続く限りは・・・。次回は、カレーうどんを食おう。

  

 

 

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