うどん啜ってきばります

なんだかんだで・・・うどんを食べてしまうのだ

【今週のうどん28】 釜たけうどん 八重洲北口店 (東京・八重洲) ちく玉天ぶっかけ+麦焼酎一番札

それにしても、またこの店に来てしまったではないか。まだ週の前半というのに、2回目であります。前回は、久々の「キムラ君」を食してもうそれは、大興奮を覚えましてまだ冷めやらぬうちに24時間が経過してしまったという状況。再び食わないと治まりがつかないのです。だって・・・ままだ看板メニューを食ってないもの(東京で)。それは、・・・・

 

 

ちく玉天ぶっかけ  

大阪ミナミにある本店では、平日昼間に行列をしないと食えなかったという記憶がまだ新しい。それが、ここ東京では、並ばずして静かに食えるというのですから、これは、大阪めんライフを過ごして来たものとしては、捨て置けないのです。しかも・・・・焼酎片手に静かに、そしてダンディーに、浪速うどんを食せるのですから、これはしばらくたったらまた通いそうです。

  

 

 

【出汁:チョイと濃ゆいだけでゴクゴクいける!前半レモンと後半天ぷらの旨味展開】

 まずは手頃なところから、出汁から。ぶっかけの場合、食し始めで汁から啜るというのは滅多におらんと思う。けど、味わってみると、それはライト系なスッキリ感が漂いつつも、ちょいと味が濃ゆいという感覚。ゴクゴクと苦もなく飲み干せる感じです。そして透明感ある醤油だれ。いかにも関西風の花節系のやさしい香ばしさが広がる出汁です。  「レモンをよく絞ってからお召し上がりください」  ・・・とおっしゃる通り従うと、これまた更にサッパリと抵抗無くすすれる感覚です。さらにクリアリーさが増したというか、食が進む感じは確かにある。ここにうどんがコーティングされて、啜り上げられる。うどんの味わいもキリリとしそう。そんな前半の出汁の印象。  では後半は?というと、ちくわ天と玉子天のころもから滲み出る「油の甘み」が醤油ダレに滲み広がりまして、これまた出汁に一層甘さが広がります。いや、さらに香ばしさも加わったと言う感じか・・・・。とにかう旨い。

 

 

【麺:やはり・・・シャバいお汁で最高のシルキー&モチモチ感】

 キムラ君を食って思ったその「シルキー」感覚は、こういうシャバ出汁系の方が素直に個性が出ると思います。より地肌にしっとりと染み込む、コーティングするという感覚で、さらにスベリの感覚は増す。そして、歯応え。これはモチモチ度を具等の絡みを考慮せず、素直に受け取れますので、うどん本来の弾力をいうのを如実に感じます。  冷水でシメられたとは言え、たおやかな姿は健在。元来のモチモチという表現以上に、伸びを感じるし・・・・・、いやはや、タレと汁次第で、スベリと弾力は、すごく広がりをもって感じますな〜。

 

【具:名作!玉子天ぷらにサクサク感!プルルン感!とろり感!】

 半熟玉子の天ぷらを食って、度肝を抜かれたのは記憶に深く止まります。讃岐の方に聞くと、めずらしくもないそのトッピングの具。しかし、大阪に登場したその当初は、タウン誌のめん特集でも頻繁に取り上げられていたっけ。そして、最初に実際食うと、それはそれは思わず笑ってしまうほどの旨さ。最初に感動したのはいつのころだったか・・・・。

    

 

 

ちくわ天ぷらも、最高の仕上がり具合であり、肉厚さ・大きさ・歯応え・風味・味わい・・・・どれをとっても、食べ応え十分であったし、実際に旨く、腹持ちがよい。当初、「ちくわという完成品に、さらに調理の手を加えるとはナンセンスだ」などと語っていた若き日々。実際に、食ってみると、その旨さに己のバカさ加減をかつて知りましたよ・・・・。  ちくわ・玉子そろって挙げ具合がちょうど良い。そして衣も良い。グルテンの発生を極力抑えているので、サクサクといた衣の感覚。そして、グルテン感無いサクサク衣ゆえに、汁にひたしても、衣がビチャビチャになりにくい。

 

 

 という感覚で、これからも、ラーメンの合間合間に寄らせていただきます。そして、気分がのったときだけ、うどんで詠います。

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