それにしても、先日食した「丸香」さんのうどんは美味かった・・・・という印象が深く、再訪問のタイミングを虎視眈々と狙っておりました。せっかくの機会がありまして、雨が降ろうと槍が降ろうと今回も訪問しました。何を食うかは既に決まっています。それは、「釜玉」。隣で食ってた釜玉がとっても旨そうだったのが目に焼き付いておりましたので:笑。雨が降っていると多少行列も短くなっておりまして、回転よくあっという間に入店着席です。今回は、「ちくわ天(日替わり)」も合わせて注文しました。
【麺:「柔らかい芯」を持つようなしなやかさと弾力を持ち合わせる温麺】
前回、冷やし系だったのも大変良かったので、是非とも温麺との対比がしたかったのだが、やっぱり本場香川を彷彿とさせる釜玉でまず試してみたかった! いやはや〜、これまた冷やしとは打って変わって優しい印象が占め、またどこか密度感を感じるしっかりとした作り込みも感じます。 まず言わずもがな「ソフティー」でありモチモチ度も併せ持つ。また単なるモチモチというより「伸び」を感じてその分するするとしたのど越しがアップするという感覚です。もう少し言うと、どこかしら「柔らかい芯」をもつような強かさとしなやかさを併せ持つような感覚。温麺ならでは、良麺ならではの質実とした実力度を感じます。こんな崇高な麺があつあつの状態で卵と絡むのですから、見た目以上に興奮なのです。
【出汁:卵の余熱半熟風味!加えて釜茹で湯の残存と出し醤油の織りなす塩気のハーモニー】
釜茹での状態でそのまま丼へ投入。そのうどん蓄熱された部分が生卵に伝導し、いい感じの半熟状態。これぞ釜玉の醍醐味というやつですな。至福の状態です。うどんがもつ塩気が茹で湯にとけこんで、少し残った湯切りのあとが、これまた出汁のようにすら感じる。そこに青ネギの小口切りやら生卵のコクが溶け込み、もはやスープ状態。そこへ出汁入りの醤油がサラサラ〜っと・・・・。塩気と香ばしさと・・・仄かなうどん煮汁の風味・・・・。あらゆる種類の塩気がハーモナイズされてグッドであります。
【具:日替わりちくわ天!海老の擦り身で香ばしくも中はホクホク!外はサクサク!】
今日はちくわ天をチョイス!このトッピングだけ日替わりだそうでおどろく(ちゃんとメニュー表読んでおけと言われそう)。今回は、エビの擦り身のようなタイプで、中身が発色良いピンク色。しかも仄かに甘くて、香ばしさも感じる。身の部分はホクホクとした歯応えで、歯で千切った断面から湯気が涌く。そして衣は、ほんのりと磯部揚げっぽい風合いでして、青のりの風味がこれまた食欲を誘う。しかも歯応えは、再考にサクサク!これは、トッピングとしてはテッパンであります。毎回食うかもしれません。
やっぱり・・・・この店は何を食っても旨いね。外れがありません。神田神保町にくれば、ラーメンもいいが、うどんも捨てがたい。これから悩ましくなりそうです。
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