6月になると休日出勤は当たり前。ここからどんどん、ぶっ込んで仕事のペースが上がって行きます。思えば過去2年は外れなくそうであった・・・。この日は家族は、学校のお友達と遊びに行くというので、後ろめたさはいつもより低いが、いつも申し訳ないと思っています。しかし、マイペースで仕事ができるというのは、誠に気持ちがよいのでありまして、やはりこの時間帯の出来不出来で次の週の仕事の進め方が全く違って来るので、意味があるのです。 さて今回は、朝ラーと、朝うどんで悩みましたが、品川駅ならそれが両方叶います。豚骨ベースの店とうどん店が隣り合わせなこちらのエリア。今回は、食傷気味ということもあり、うどんとさせていただきました。素うどんは少し寂しすぎるので、ちょっと贅沢に「釜玉うどん」。一日の最初のエネルギー補填は、炭水化物とタンパク質でありました。
【麺:いわゆる、モチモチ&ツルツルの馴染みやすい「おうどん」タイプ。微妙な太さのランダムに見覚えが】
丸みを帯びたやや平打ちっぽい麺。表面がいかにもツルツルとしていて、実に食べやすいうどんです。「手延べ」というふれこみですが、実に歯応えも優しいタイプでして、スパスパっと前歯で容易に千切れますが、最後に「ぷるるん!」とするような明るい弾力感が堪りませんね〜。
麺の太さに注目すると、やや微妙にランダム。太い部分とやや細い部分が様々です。麺の端っこはググっと肉厚つ且つ平べったい度合いが高まり、この部分に「手延べ」たるニュアンスを感じます。そして、ツルツルとしたスベリが心地よい。うちの息子は、小さいころはこんなうどんが大好きでして、よく食べに連れにいったもんです(関西転勤時代の思い出)。
さて、どこか見覚えがあるかなと感じていたのだが、レビュー整理の際、このお店のホームページをチェックしてみたら、こちら「味の民芸」さんの系列だったのね。合点がいきましたよ!「味の民芸」は、大変好きで今でもちょくちょくと食いますもん。家族でクルマで外出する際、わざわざカーナビで探して食いに寄ったりするぐらいですからね・・・。
【出汁:一般的な「釜揚げ」タイプの温玉と違い・・・やや「ぶっかけ」な演出!そこに天かすが良い仕事をする】
讃岐でみられるような釜玉スタイルとは、少し赴きを異にします。温と冷を選べるというところからも、それとは違うと思いますが、汁がやや「ぶっかけ」スタイルなのです。かき回そうとすると、奥底に多めの出汁の存在に頭に「!」マークが浮かびます。そして玉子は「温泉玉子」であり、そういえばメニュー写真もそうであったわ・・・。 やや怪訝になりながらも、かき回すこと1分弱。丼の箸に捩じ付けられた「練りわさび」の風味が温麺に絡んで心地よい風味を醸し出しますし、それが海苔の風合いと相まってなかなか食欲そそる。温泉玉子も段々と崩れて行き、白身のぷるぷると、ややハードな黄身、それらが入り交じった部分などが、麺に貼り付きだします。 面白いと思ったのは、天かす。この天かすが、多いのでは?と怪訝であった出汁を全部キレイに吸い取ってくれる。ふやけた天かす状態になって、麺と花がつお節に絡む。出汁の風味も甘めだが、天かすの甘みも加わって、これまた大衆的な馴染みある旨味を演出してくれます。そこに、練りわさびの風合いが入り交じり、ちょっと他とは違った「釜玉うどん」を演出しているという設計です。
最初はあれ?と思ったけれど、尻上がりで評価が上がった一杯でして、これはこれであり!だと思えます。こういう家賃が高そうなロケーションで、それなりですが、ジョッキ生がもう少し安ければ、仕事帰りに英世一枚で晩飯セットにしたいのだが・・・。移動途中にも便利そうだし、また来ます。ごちそうさまでした。
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