しめて510円の幸せ。すばらしいコストパフォーマンスとしか言いようがありません。朝の始業前に出先へ向かう途中に、五反田の「おにやんま」さんで朝飯。このパターンが多いのですが、朝早くからトッピングを二つもつけてしまうとは、私としては大変な贅沢です。ちくわ天と卵天は、関西転勤時代には大変お世話になったコンビネーションでして、だいたいこれを食うとその店の実力が分かってしまう。
何と言っても揚げたてには敵いません。人気があり回転がよくなると、作り置きというのがなくなったり短くなりますので、いつもサクサクのが頂ける。そんなのも他を寄せ付けない魅力です。
ちくわ天は、ぶっかけ系の定番なアイテム。ちくわという・・・すでに完成した食材をまた敢えて天ぷら調理する意味は何か。水分が程よく抜けて、蒲鉾の身がさらにねっとりと感じるような仕上がりになるから。それがよく表現さえていて、サクサク衣のしたにねっとりと感じるような蒲鉾感がいい!。出汁醤油にも合う味わいです。
また半熟卵天が最高。これは注文を受けてから作ってくれたので、表面は熱々でカリカリ。そして歯を当てて力を入れると、グニャリと・・・・まるでアイスクリームの天ぷらのようにフワフワと潰れていきます。その歯応えギャップが最高。しかも半熟トロトロ度合がハンパなくて、出汁醤油と絡ませるのもいいが、敢えて塩を振り直して食らうのが最高です。
もちろんうどんは、いう事なし。密度感高いしっかりした熟成感。そしてコシの強さと明るさが相変わらず。非常にしっかりとしたうどんなのに、シルキーにすべり、やわらかい腰付きがいいね。細かい切れ込みある地肌に出し醤油が浸透し、また大根おろしが天ぷらの油で、朝の胃袋には重いところをすっきりとさせてくれます。
適度な腹パンパンな心地よさ。いいものを食ったという達成感。そしてお安いという安堵感。そんなのがないまぜになって、幸福として昇華してゆくようです。
この店は何度でも何度でも来たい。近いうちにまた・・・。今日もありがとうございました。そして本当にごちそうさまでした!。