<気さくで回転よく清潔感ありなむ〜>
どうも先日、新宿南東口店で食ったうどんの印象がよろしいので、今度は新宿西口店に出没してみました。調べればまだ都内に数店舗あるようで、これは徐々に制覇して行かねばなりません。
立食い感覚のうどん屋で、そこそこしっかりしたうどんを提供してくれるからいいね。しかもちょい呑みが庶民的価格で出来るのが、実にお気に入り。そういう便利さと質感と格安さに、ちょっとハマってしまってます。ただそれだけの話。
それにしても、南東口よりはずっと好印象ですよ。何より掃除が行き届いてるし、ビールが少し安い(缶とジョッキの差はあるが〜)。どうも宵の口はちょい呑み客が多いみたいで、レモンサワーがどんどん出ておりました。今回は、うどんのみで勝負。もりうどんで大盛にして対峙しました。
まずはビールで落ち着こう〜。嗚呼、この一杯のために頑張ってきた。ほぼ一気に飲み干してしまいました。相当ストレス溜まってるみたい。
讃岐うどんと銘打っているから、とても密度感が高いイメージです。モチモチタイプもありますが、こちらは割としっかり目に歯応えを感じさせるタイプ。人によってはカタメと映るかもしれませんが、この方が食いごたえある感じ。どちらかと言えば「剛麺」に近い太麺です。
緩やかにうねります。そして一本一本が長い。一本手繰ってつけ汁に入れただけで溢れてそうになります。そして引き上げると、これまで見えなかった「全体のボコボコ感」と「麺の地肌の細かい切れ目・筋」が、隙間につけダレが入り込むことによって浮き出て見える。なんとなく「美術の授業」を思い出してしまいましたよ。中学で「ドライポイント」技法で、アクリル板に彫刻刀でキズを付け、それで絵を描いて版画にしたっけ・・・。見えないほどの細かい溝に、インクが入り込んで行くような・・・そんなうどんの全体像を感じました。
出汁は、好みな甘みのあるタイプ。しかし関西風ではなく蕎麦と同じかな。おろし生姜が備わってるが、練りわさびの方が似合うタイプですね。ところで、私は京都生まれなんですが、昔の京都の家庭で出てくる出汁は、少し椎茸の出汁が滲んでて、もっと甘かったんです。そしてこの手のうどんは「冷やしうどん」と呼ばれて、「細うどん」が使われてたっけ。さすがに、そんなうどん出汁は東京で一度もお目にかかったことないけど、もう長年東京に住んで、こっちの方が長くなると・・・・この出汁も旨いね!と正直に感じてしまいます。
ひょっとして、外国人観光客もたまに来るのかな?。実は帰りがけ、店の前では3人の欧米人が入ろうか悩んでた〜。西新宿ならではの光景ですね。個人的に、東京オリンピック以後、欧米か中国・台湾で「うどん・そばブーム」がやって来るかもと睨んでます。本当にそうなればいいね・・・と思いつつ、何と目が合ってしまった。そしたら「Nice !」と思わず口走ってしまいました(汗)。なんとも不可思議な日本人と思われて気味悪がられて・・・・おしまい。受験であれだけ英語勉強したのに、何だったんだろうね。
こんなエンディングになってしまいましたが、しっかりとうどんが楽しめて満足。きっとまた来ますので、その時はよろしくです。今日も本当にごちそうさまでした!。
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