うどん啜ってきばります

なんだかんだで・・・うどんを食べてしまうのだ

【今週のうどん90】 蕎麦一心 たすけ (東京・田町) 天ぷらうどん・舞茸天

 朝の田町での定番。たすけで「てんぷらうどん」です。JRから都営地下鉄に乗り換えるに便利なエリアでして、ちょうどそのポイントにいいそばとうどんの店がある。それがここ。朝7時からドドドっと客が入って大混雑です。
 

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 基本的にそば屋だから蕎麦が人気。立ち食いグレードで言うとかなり都内でも上なんじゃないかなとマジで思ってる。食べログの評価ももっと上がってしかるべきな店ですが、ここの「うどん」が旨い。関東の汁そば出汁でうどんを頂くのもオツなもの。今では私はすっかりと慣れてしまいました。
 

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 今回は、「舞茸天」をチョイス。こちらは天ぷらも上質。いや・・・ひょっとしたらこの天ぷら目当てで客が集まってるのではと思うほど。かき揚げも旨いっすから過去の拙レビューをご参考いただけると幸いです。まずデカい!。大ぶりの房が3つほど絡まっており、それがサクサクと上がってる。このまま天ぷら丼として白飯と食っても遜色ない。いや・・・抹茶塩で本格天ぷらとして食っても良いかも。
 

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 とまあ、そんな上質天ぷらですが、惜しげもなく半分は完全に汁に沈めてしまいます。天ぷらの衣から滲み出る油が旨みとなって汁に滲む。また舞茸自体も出汁を良く吐き出す素材ですから、そのような食べ方は実は正解の一つじゃないかと思うわけ。この部分はひとそれぞれでしょうが、語り始めると長くなりそうなので割愛します。
 
 
 汁はいかにも関東の蕎麦向けの醤油がちな味付け。いわゆるカエシと呼ばれる、醤油風味の塩気が表に立っている。それがうどんにも少し滲んで薄く褐色に染まったりして美味そうです。そして出汁は昆布と節がメイン。関西でいうイリコの甘さや、干しシイタケの甘味はここではすごく控えめ。醤油の旨さがそのまま響くという感じですね。
 

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 そしてそば屋が出す「うどん」。これはコダワリもので、茹で上げ完成品を温めなおすタイプじゃなく、しっかりと釜で茹で上げます。それでもって一旦流水で引き締めとヌル付きを取るために洗いながし冷ませて、そこからまたテボに入れて温めなおす。立ち食いでここまで対応してくれるから、いつもここではうどん!。仕事の丁寧さが実に忠実に質感に表れ、こしのねばり強いところや表層の滑らかさが秀逸。汁も少し染みこんで旨みが映えます。
 

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 ここは田町・三田エリアで知る人ぞ知る名店。この店があるから近年、全く芝浦口へは降りなくなってしまってます(笑)。とうぜんそばも旨いのでおすすめ。外出等、機会があれば是非(〇士そばのちょうど裏側)。
 
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