うどん啜ってきばります

なんだかんだで・・・うどんを食べてしまうのだ

【今週のうどん86】 いぶきうどん 吉祥寺店 (東京・吉祥寺) 釜玉うどん 大盛り

 外回り直帰。そろそろ今週末には暖かさが本格化か?と思いきや・・・まだ朝夕は寒い感じがいたします。年度末の佳境といいうこともあり、かなり疲労困憊気味ですが、空腹には勝てない。ちょっとラーメンも重い気がして、なんとなくまた「温かいうどん」に走ってしまいました。
 

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 とにかく優しいのを食おう。当初は天ぷら排除で「きつねうどん」でも食うつもりでしたが、1玉で寂しい思いもしそうなので、うどんなら大盛りで行けそう。しかしそれだと、ワンコイン(500円)オーバーしてしまう。立ち食いでワンコイン以上はできれば払いたくないケチケチおっさんなオレ。人間の器が小さいのです。
 

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 「ぶっかけ」でねぎと天かす入れ放題でごまかすのも、ちょっと良い歳してみっともない。そんな非常にネガティブな選択で選んだのが、実は「釜玉うどん」。実はこのチョイスが大正解!。しっかりと満足感もあって質感高いのだった!。360円+100円(大盛り)でこの充実ぶりなのだ。
 

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 うどんの力強さがすげー。少し混みだした頃に行ったので、一番うどん茹で釜の回転が良い時間帯。奥では機械の製麺機がうどんのタネ板を伸ばして切っている。茹でたてをアチアチと呟きながら、丼にそのまま投入してくれるのが嬉しい。まさに出来立てで、シンプルに温玉を投入してくれるだけで、もうご馳走感覚です。
 

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 まさに至極!表面の「ぬるつき」が、釜玉うどんの場合は利点で、まさに小麦粉の全てを食べ尽くしているような気分になります。滑りには実は旨味に近いのも含まれていて、食感で楽しませてくれるだけでなく、薬味を色々と引っ掛けてくれる。また醤油や出汁で味付けすると、その「ぬるつき」にまずペッタリと貼り付き、それが溶けて「ぬるつきダレ」のようなものが出来上がってゆくのだ。これがまたうどんに逆回転のように絡み付くので、2段階旨い仕掛けとなっております。
 

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 茹でて一度締めて、また温め直すのが・・・私のうどん喰いなりのこだわり。しかし釜玉は例外。ぬるつき以外にも、もちもち歯ごたえが・・・いつも食ってるうどんとは別世界だね。小麦粉料理の中で、世界で一番耳たぶの弾力に近いのではなかろうか。艶めかしくも肉感的な弾力に、ローションのようなぬるつきを覚えてしまうなんて変態的ですが・・・とにかく風味よりもソフトさが著しく旨い。
 

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 大盛りにして正解なのは、うどんの量もそうだが、「ぬるつき」も比例して多くなること。ここに天かすやら、薬味ネギやらが混じり、醤油にも染まるから、なんだか美味しいタレが出来上がってしまう。これを最後は丼に口をつけてズリュズリュズリュ〜っと啜り上げて、一気に完食。嗚呼、ちょうど良い腹パン状態が幸せ〜。
 

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 最近、ちょっとラーメンからうどんへの浮気が増えてますが・・・やはりこれも旨い!。旨いもの世の中にたくさんあれど、我が身は一つ。適当に旨いものの中を泳いで、食らい続けて行きますー。今日はコスパも良くとても美味しくいただけましたことに感謝!。今日も本当にごちそうさまでした!。