＜高円寺サイコーだぜい！うるさいオヤジと酒とうどんの世界＞
中央線に毎日通勤で乗ると、阿佐ヶ谷駅辺りで「立飲風太くん」っていう飲み屋の看板がある。これ、通勤客なら結構みんな知ってると思います。ヘタウマなレッサーパンダが、何とも味わいあるもんでー。この店ご出身の方が、高円寺で開業したのが、「うどん酒場でべそ」です。もう仕事でしんどいので、やさぐれ気分で雨の日だというのに、帰り道で寄ってしまいました。
まずはハートランドで喉を潤す。沁みるとはこのこと〜。唸ってしまいます。そしたら、カウンターのオジさんが怒りモードで、その日の嫌なことを厨房スタフへぶちまける〜^_^。機転を利かしてＢＧＭのボリュームを少し上げて、周囲へ配慮なんてかなりスマートな対応でナイスですよ（爆）。
ＢＧＭが、ケツメイシの名曲に移って、まったり乗り出した頃合いで、うどんが登場！。それはこんな感じ。なんとレンコンの天をサービスしてくれた！！。実は無類のレンコン好き「レンコン星人」なオレです。特にあの「穴」が揚がったところがうまい！・・・・いったい何処を味わっているのかだが・・・。
何にせよ、揚げたての天ぷらに、茹でたて締めたてのうどんなのだから申し分ない。最近は、ぶっかけよりも、醤油をダイレクトにかけた方が、うどん本来感覚があって美味いと思えてきます。うどんは、ものすごくコシを感じる太麺。なんだが、ハードなグミのような底知れぬ柔らかさも持ち合わせていて、小麦粉の可能性がこんなに広いのかと感心してしまうほど。酔いが回ったのか、異様に舌が冴えてくる一方で、 脳内麻薬が浸透したか麻痺したような心地よさを感じます。適度に粗熱を省かれたグルテンの旨味は、日本人ならではの感覚なのかも。大根おろしもいい触媒となって、うまさがスパークします。
舞茸天が美味いー。石付きに近い部分は、肉厚そのもので、衣もろとも割いてから、出汁醤油を垂らして食うと悶絶してしまいます。菌類の旨さここにあり！。また歯応えといえばレンコンですが、舞茸のソフトな裂ける感覚とは対極的に、ハードな裂ける感覚でして、この組み合わせはとても楽しく感じます。これは 狙ったサービスなのか、偶然の妙なのかー。とにかく美味くて残ったハイボールを一気に空にしてしまいました。
今回改めて思うに、「高円寺で静かに飲むのは野暮」ってことかしら。うざいほど話しかけてくるオヤジとも、仲良く飲める人類愛を感じるのは、高円寺ならではの雰囲気かと！。ここ「でべそ」さんのうどんは本格的に美味い！。さらに、高円寺のせんべろ文化と結合したところが、実に痛快にいい店だと感じた次第です。食べログの評価は、こんなもんではないと私は思いますので、これからも頑張ってください。今後ちょくちょく寄せていただくこととなりましょう（爆）。
今夜は本当にありがとう！そしてごちそうさま！
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