うどん啜ってきばります

なんだかんだで・・・うどんを食べてしまうのだ

【今週のうどん20】 手打ちうどん 釜竹 (大阪・古市) 太打ちざるうどん

【酒好きにはたまらん!そんなうどん屋です!】

 そば屋で冷酒をひっかけるというのも粋なんですが、こちらはそれのうどん屋版という感じです。はっきり言って居酒屋顔負けの貴重な日本酒の保冷庫が自慢げです。そして注意書きには、昼12時以降でないとお酒を出さないという但し書きもありまして・・・・これは、酒目当ての客が多いということでしょうね。しかし・・・どれも高いので今回はやめときます(一杯700円くらいは覚悟かな??ワイングラスみたいなのがキンキンに冷やされてますわ・・・。くぅぅぅぅ・・・。  しかし・・・シンプルなメニューでっせ・・・。釜揚げうどん、ざるうどん(細打ち・太打ち)、それぞれ大盛り、以上。四割りの方は、釜揚げ、もう4割りは細打ちざるうどん・・・・てな感じでしょうか。アタクシは、太打ちざるとさせていただきました。山本益博氏とご店主の並んだスナップ写真がこれまた誇らしげ・・・味自慢とお見受けいたしましたぞ。

 

 

【あまりない珍しい歯ごたえ&感触・・・・つるカッシリとした風合いが素敵かも】

 あちこちと食べ比べてきて・・・・すこしづつ考えているのは、温冷汁ざる等・・・万能な麺はないのだろうなということと、ハードやソフトやシルキーなど・・・・食べ手でずいぶんと評価が変わるだろうなということです。釜玉や、釜揚得意な麺に、これまで幾度となく冷&生醤油で挑んできたことか・・・。その点は、ご愛嬌ということで・・・。  さて配膳の瞬間、まさしく・・・「ざる」の入れ物です。蒸篭のような入れ物でなく素朴感丸出しですわ。太打ちという名称ですが、それほど極太でもなく、一般的な太さと申せましょう。見た目は、表面が絹ごしのように真っ白で透明感というより、マットな白さを感じます。そして一本引きづり出してすすります・・・。キンキンに冷やしたでもない、あら熱とった感じの温さなれどいい感じな温度でうどんの質感が分かりやすいかと思います。一口目の最初は・・・・一瞬シルキー!と思わせますが、わりと噛みすすめの早い段階でカッシリしたコシに当たります。おお・・・ここからハード系か・・・と連想しますが、それほどそこからは、反発が増すことも無く・・・・・最後に伸びを感じながら、もっつりとちぎれます。見た目しなやかながら・・・全体的にはハード系・・・・。しかし、讃岐の本場を知らないながら・・・・独特なハード感でした。何がって・・・・麺の密度感が相当ありながら、極ハードとまではいかない節度感があるともうしましょうか・・・・(表現ってむずかしい)。  おそらくは、釜揚げで食するとこのハードと感じる部分が、別の顔をだすのでしょう。そのキャラクターが熱ダレせずに、もっちりという風に変化するのでしょうか・・・・。いちど釜揚げも食っときたいな・・・やっぱり。

 

 

【ゴクゴク飲めるつけダレ系】

 あまり辛くありません。全部チャッポンとつけて召し上がれ・・・、関西風にね。たっぷりとツボ容器になみなみと入れてくれるので、不足する心配はありません。普通のお茶碗1杯半は軽くありますので。逆に、辛くない・・・・カエシ風味抑えめなので、葱とかの個性がダイレクトに影響うけやすいかも・・・。  総じまして、お値段少し高めで、ここはがっつり昼ご飯・晩ご飯というより、小腹がすいたら食う高品質うどん・・・と申せましょう。大盛り設定もありますが、日本酒ラインナップと、並の麺量を見れば落ち着いた大人のうどん屋と言えましょうか・・・。でも、地元に愛されている風はありまして、家族連れもちらほらと・・・・。ご店主と少数スタフがきりもりなので、結構待ちますが、そこのところは理解してあげましょう。うどんを切る音を聞きながら、うどんを待つ余裕をもってね。ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

 

 

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